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幼女戦記 #08 <著者>カルロ・ゼン

コミカライズではなく書籍版の方です。
Web版も既読なのですが、大筋はともかく中身は完全に別作品に改稿されており、書籍版で追加されたキャラの描写もしっかり描かれています。
今回の巻は、前回のあの状態からどうするのかと思わせたところから始まるかと思いきや、まずは40年後の未来世界から始まり、敵軍側、自軍側の上司の話と続いて、ようやく主人公視点になるため、序盤は多少忍耐を強いられます。
その代わりといってはなんですが、主人公視点になってからは一気に最後まで読ませる圧倒的な充実の中身で、非常に満足しました。
また、シリーズを通しての流れとしても、徐々に物資不足が進んでいく帝国が、とうとうこのレベルまで落ち込んだかという展開で、web版からの謳い文句である末期戦ものの要素がどんどん濃くなってきています。
また、例によって引きの部分もこういう切り方をするかと、続巻(秋予定)が待ち遠しくてたまりません。
ということで、文句なしの★5をつけさせてもらいました。

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