青野くんに触りたいから死にたい #01 <著者>椎名うみ 高校生のヒロインは1話目で好きな相手とカップルに成り立った2週間でその彼氏を事故で失ってしまうのですが、ショックのあまり自殺しようとしたヒロインを止めたのは、死んだ彼氏(青野くん)の幽霊でした。 しかしこの幽霊は他の人には見えませんし、姿は見え会話もできますが、体に触れることはできないので、普通の恋人通しなら簡単にできることが、幽霊相手ではできない、微妙に満たされない状態になります。(しかもヒロインは思い込みが激しく、かなり重い性格です) 一方幽霊青野くんの方も、無意識のうちにヒロインの体を乗っ取る行動をしてしまうなど不穏な動きを見せ、どうも幽霊としてこの世に残り続けること自体が良くないっぽい様子がいくつも出てきます。 青野くんはヒロインに害をなしたくないのですが、ヒロインは青野くんと一緒にいられるなら何でもするという感じで、最悪はバッドエンドもあり得るかも?という不穏な感じで1巻の終了となります。 全体としては、ストーリーは、基本部分は定番ですが細かな展開は意表を突くものが多く結構面白い。 一方で、作画などは、かなり実力不足を感じる部分が多く、大事なシーンをうまく描き切れている感じがしません。 ということで、評価としては★3としましたが、作画がもう少し良ければ★4になっていたかもしれません。 [0回]PR