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青野くんに触りたいから死にたい #01 <著者>椎名うみ

高校生のヒロインは1話目で好きな相手とカップルに成り立った2週間でその彼氏を事故で失ってしまうのですが、ショックのあまり自殺しようとしたヒロインを止めたのは、死んだ彼氏(青野くん)の幽霊でした。
しかしこの幽霊は他の人には見えませんし、姿は見え会話もできますが、体に触れることはできないので、普通の恋人通しなら簡単にできることが、幽霊相手ではできない、微妙に満たされない状態になります。(しかもヒロインは思い込みが激しく、かなり重い性格です)
一方幽霊青野くんの方も、無意識のうちにヒロインの体を乗っ取る行動をしてしまうなど不穏な動きを見せ、どうも幽霊としてこの世に残り続けること自体が良くないっぽい様子がいくつも出てきます。
青野くんはヒロインに害をなしたくないのですが、ヒロインは青野くんと一緒にいられるなら何でもするという感じで、最悪はバッドエンドもあり得るかも?という不穏な感じで1巻の終了となります。

全体としては、ストーリーは、基本部分は定番ですが細かな展開は意表を突くものが多く結構面白い。
一方で、作画などは、かなり実力不足を感じる部分が多く、大事なシーンをうまく描き切れている感じがしません。
ということで、評価としては★3としましたが、作画がもう少し良ければ★4になっていたかもしれません。

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甘々と稲妻 #9 <著者>雨隠ギド

好きなシリーズですので、本日届いたばかりの新刊を早速読みました。
前巻から小学生になった紬ちゃんは、着々と交友関係を広めており、それに伴う新しい人間関係とそれにともなう問題に少しずつ関わっていきます。
また、小鳥一家の方も、なにやら動きがありそうなのですが、それは次巻への持ち越しのようです。
しかし今巻でのメイン新キャラは、なんといってもいとこのエリちゃんでしょう。
色々と気むずかしいエリを相手に、つむぎがなんとも頼もしく対応する様は、このシリーズを最初から読み続けている読者としては、成長をすごくうれしく思う展開でした。
そして、巻末の作者後書きで思い出したのが、1年前にはアニメ放送中だったこと。
ストックは十分あるし、放映自体も好評だったと思うので、なんとか2期で幼稚園卒業までの話をやって欲しいなと改めて思う次第です。
なお、評価は★4ですが、これは今巻ではつむぎと小鳥の接点がかなり少なかった事によるものです。
ところで、ネット通販で買ったもので通常版を購入したのですが、特装版にはミニ便せんがついていた模様ですね。

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理系が恋に落ちたので証明してみた。 #02 <著者>山本アリフレッド

1巻よりも明らかに関係が進展してカップル感が強くなった主人公達ですが、面倒くささもきっちりパワーアップしており、安定して楽しめました。
マンネリ化させずにこのペースを維持するのはなかなか難しそうですが、少なくともこの巻単体で見れば、十分に楽しめました。
ということで★4とします。

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センセイのジジョウ #01 <著者>楠見らんま

一応百合マンガの類いになのですが、1巻の段階ではまだ2人の主人公のうちの一方の片思いで、もう一方はそういう思いを抱かれていることすら知りません。
タイトルにあるセンセイは、両主人公ともに当たる肩書きで、一人は漫画家(ただし、ほとんど仕事が無い)で、もう一人は大学講師という意味合いですが、漫画家の方はともかく、大学講師の方はあまり設定が生かされている感じではありませんでした。
そして、これといった大きな盛り上がりも無く1巻は終わってしまっています。
ということで、残念ながら評価は★2としました。

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砂ぼうず #19 <著者>うすね正俊

主人公が交代して、前主人公が敵になるという異色のこのシリーズですが、相変わらず物語が進んでいるのか停滞しているのかすらよく分からない展開は変わりません。
現主人公の小砂が謎の危機察知能力をどんどん発揮しますが、ようやくその秘密に関する第一歩が描かれたくらいしか、新しい要素は見当たりませんでした。
ということで、評価は★3です。

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幼女戦記 #08 <著者>カルロ・ゼン

コミカライズではなく書籍版の方です。
Web版も既読なのですが、大筋はともかく中身は完全に別作品に改稿されており、書籍版で追加されたキャラの描写もしっかり描かれています。
今回の巻は、前回のあの状態からどうするのかと思わせたところから始まるかと思いきや、まずは40年後の未来世界から始まり、敵軍側、自軍側の上司の話と続いて、ようやく主人公視点になるため、序盤は多少忍耐を強いられます。
その代わりといってはなんですが、主人公視点になってからは一気に最後まで読ませる圧倒的な充実の中身で、非常に満足しました。
また、シリーズを通しての流れとしても、徐々に物資不足が進んでいく帝国が、とうとうこのレベルまで落ち込んだかという展開で、web版からの謳い文句である末期戦ものの要素がどんどん濃くなってきています。
また、例によって引きの部分もこういう切り方をするかと、続巻(秋予定)が待ち遠しくてたまりません。
ということで、文句なしの★5をつけさせてもらいました。

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CANDY&CIGARETTES #01 <著者>井上智徳

アニメ化もされたCOPPELIONの作者の新作です。
前作は女子高生ヒロインでしたが、今作では小学生ヒットマン少女と、孫が同年代の元SPの老人の2人組のアクションものです。
細かな設定や暗殺相手の悪人のキャラの安っぽさは気になりますが、でこぼこコンビの軽妙さのバランスがよく、また徐々に明らかになっていく敵側の組織など、今後を期待させる展開が続いています。
本来は単巻の内容でランク付けするところなのですが、続きを期待させるあたりの巧さを加味して、★4としました。

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ひとつばな #01 <著者>ミナミ

ドロドロとした恋愛ものです。
イメージとしては「クズの本懐」をより悪質なキャラたちを揃えたという感じでしょうか。
展開もクズにかなり似ており、片思いの相手(しかも男側の片思いの相手がかなりのビッチというのも似ています)がいる男女のコンビが、同盟を結ぶという展開で1巻は終わっています。
ただ、クズはまだ主人公らに感情移入はできずともまだ理解できなくはないと思えたのに対して、この作品はより悪質なキャラ設定になっており、読む人をより選びそうです。
実際、私自身はちょっとこれはついて行けないと思う部分が結構あり、続巻を買うかはちょっと悩ましく、★2とします。

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大上さんダダ漏れです。 #01 <著者>吉田丸悠

自分がほかの女子と比較して特別にエロいんじゃないだろうかと悩むあまり友達が作れない女子主人公と、イケメンだけど自分の肌に触れるとその相手は本音を口から垂れ流してしまう特異体質のために他人と距離をとってきた男子生徒が、友達作りという名目で徐々に仲良くなっていく話です。
タイトルだと、ヒロインである大上さんだけの本音がダダ漏れだと勘違いしてしまいそうですが、設定的には特殊能力持ちの男子生徒に触れれば誰でもダダ漏れになるので、ちょっとタイトル的には詐欺気味かなという気もします。(まあ、そのイケメン君と一番親しく近くにいるのが大上さんなので、回数的には大上さんがダダ漏れなのも間違いではないのですが)

それはともかく、一風変わった特殊能力持ちがメインになる話ですが、下ネタ方面のインパクトを狙いすぎなのか、その設定を十分生かせているというようには感じなかったことと、イケメン君がいくら他人と距離をとり続けていたとはいえちょっと変な性格になりすぎ(それもヒロインに都合がよすぎる方面で)のため、評価としては★3としました。

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中村くんの金パは柔らかい #01 <著者>熨斗目ナオ

見た目が怖いけれど、中身は心優しき不器用高校生の恋愛話です。
エンジェル伝説からの定番の見た目と中身のギャップ主人公ものでもあるのですが、それと比較するとヤンキー・ケンカ要素を大幅に削って、主人公のかわいい趣味(菓子作り、編み物など)と、主人公が惚れ込んでしまったヒロインとの関係が徐々に縮まっていくのを微笑ましく見守っていく展開です。
主人公は、口べたでなかなか大事なことを伝えらない・趣味が非常にかわいらしいという以外は、これといって新しさを感じる要素はありませんが、その分ヒロインが凜とした清純系美少女だけど、ちょっとセンスが変わっていて一匹狼っぽさがあるのがちょっと組み合わせとしては面白い。
一方で、ギャップを楽しむ作品としては、波乱要素が少し物足りないということで、★4か★3のどちらにするか悩んだのですが、とりあえず単巻の楽しさということで★3とすることとしました。
今後もう少し、読者にこれからどうなるのかはらはらさせる要素を盛り込んでくれれば★4にランクアップするかもしれません。

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